360度評価制度
2010.11.26.
大阪にある従業員数276名の三洋商事株式会社が導入した
360度評価制度について、
賃金システム研究所が記事を書いていましたので
少しご紹介したいと思います。
360度評価をしたいというお話は時々聞きます。
しかし、大抵は対象者は管理職だけであって
社長を含めた役員については、考えられてないことが多いです。
しかし、この企業は役員を含めた全管理職を対象としています。
これは、なかなか潔いです。
また、評価結果を処遇には反映せず
教育ツールとしているというところも、個人的には共感できる内容です。
部下が上司を評価する場合、評価するための教育はどうするのか?
必要ではないのか?という議論があります。
しかし、処遇に反映しないで管理者自身の強みと弱みを把握する
という目的であれば、よいのではないでしょうか。
評価結果の選択肢の中には、「わからない」という項目も含まれているそうです。
評価結果を、自己認識と実際の課題の差を埋めるために役立てる
と考えてみると、環境改善を続けていくことができるように思います。