濱田京子コラム

2022年09月

男性育休取得率

2022.09.26.

  

10/1から法改正で、出生時育休という制度が新設されますが、主に男性が育児休業を取得しやすくするために制度化されたものと考えられます。

政府は2025年までに30%の取得率にする目標を立てていますが、実際の男性の育児休業取得率は令和3年度雇用均等基本統計調査によると、13.97%です。
これは、育児休業取得男性人数÷配偶者が出産した男性の人数で算出される割合ですが、育児休業には育児目的休暇も含まれるので有給の休暇制度がある会社などでは取得が進んでいるという実態はあるでしょう。
ちなみに、くるみん認定基準は7%以上、プラチナくるみんの場合は13%以上という基準になっています。

BIGLOBEが実施したZ世代の仕事と育児に関する意識調査によると、男性も育休を取得すべきかという問に対して、
あてはまる 35.4%、ややあてはまる 40.2%となっていて、合計すると75%以上になっています。
なかなかマネジメント層が勝手に自分たちの世代の意識で判断しがちですので、偏った判断をしないようにしなければなりません。

 https://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2022/09/220913-1

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今週、エリザベス女王の逸話が書かれている記事を多く読みました。
多くの記事でユーモアに溢れた人柄と書かれていて、お茶目なエピソードがたくさんありました。

集合写真を撮るときに
「さあ、笑顔で撮りましょう」ではなく「笑顔のほうがいいかしら?」と発言して
その場に笑いを誘ったという話からも、同じことをしたくても、どのように話すかで全く違う現象になるのだとしみじみ思いました。

私はエリザベス女王のファッションがカラフルで素敵だと思っていたのですが、訪問先にちなんだ色選びをされていらしたようです。
きっと私達が気づかない範囲も含めて細部にこだわっていらしたのだろうと思います。

自分も周りの人も、いつもゴキゲンでいることが幸せの第一歩なので、広い視野で楽しめるように考えていきたいです。

写真はゴルフ場で食べたカツ丼です。
久々のカツ丼でしたがとっても美味しかったです!

  

給与のデジタル払いが2023年春にも解禁か

2022.09.19.

  

先日の報道では、政府が給与をデジタルマネーで受け取れるように、最終調整するとのこと、これを機に、キャッシュレス化が進むでしょうか。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA084RV0Y2A900C2000000/?unlock=1

現在は、労基法で賃金は現金払いを原則としているものの
本人が指定した銀行への振込は認められています。
そこに、決済アプリへの入金も認める見通しのようです。

今でも、銀行口座を持っていないと給与振込先の設定ができず困るというケースがあるほか、銀行口座データを会社が管理しなければならないため、そのデータ登録なども煩雑な状態です。
外国人などで銀行口座を持っていない人への対応なども問題となることもあります。
デジタル化が進むことで管理も簡易にある可能性がありますので、喜ばしいことではあります。
銀行も給与振込口座としての利用がなくなると、サービスの再検討が必要となっていろいろ利用者にとってはいいことがあればいいな、なんて思ってしまいます。

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まだ夏が終わりませんように、ということでビシソワーズを作りました。
スープが好きで時々作りますが、濾したりめんどくさいことはしません。
煮込んでミックスすればクリームスープになる、というスープが得意です。

  

英国の学校が日本にやってくる

2022.09.12.

  

労務とは直接関係のない話題ですが、、、
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンという学校が8月から開校したそうです。
https://www.harrowappi.jp/ja/

この学校だけではなくイギリスの学校が日本に進出してきているのは複数あるようですが、
イギリスは2019年から「教育の輸出」に力を入れ、2030年までに年間約5兆7000億円に収入を増やす目標をかかげているとのこと。
私は、このニュースを先日テレビで見て初めて知りましたが、日本の政治家もこれくらいのことを考えてリーダーシップを持ってくれる人はいないかなと思ってしまいました。

https://twitter.com/hst_tvasahi/status/1564256086261084161

日本人が持つ様々な技術は素晴らしいですが、モノを売るだけに拘らずもっとソフトを提供することで発展させていくことができないのでしょうか。
私自身も企業労務というサービスを仕事にしていることから、その難しさは感じていますが、今までのやり方だけでは世界から取り残されてしまいますね。

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夏の果物はどれも大好きですが、今年最後の?!桃でカプレーゼです。
あっという間に秋になってしまいそうですが、まだまだ夏気分が残っています。

  

上場企業の女性役員比率

2022.09.05.

  

東京商工リサーチの調査結果によると
2021年度の上場3,795社の女性役員の比率は9.0%とのこと。
政府は、2030年までに30%を目標と掲げていますが、現時点では
前年度の7.4%よりも1.6ポイント上昇している状況ではあります。

ただ上場企業のうち女性役員ゼロは、1,443社(38.0%)とのことです。

https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20220823_02.html

人数合わせで女性役員の登用を検討することはナンセンスですが、そのような傾向になってくることも懸念されます。女性だから、という理由で何かをすることは逆差別に感じることもあるので、難しい問題です。
一定以上の規模の組織には男女が両方がいて当然ではあると思います。ただ、それぞれ得意なことを役割分担すればいいと思うので、性別だけが特別扱いされなくてもいいかなとは思ったりしています。

>2022/8/31に「伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)」が公表されています。
https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220831004/20220831004.html
主なポイントは、以下(引用)の通りだそうです(まだちゃんと読めていません・・・)。

1,日本企業の長期成長に向けた投資の伸び悩みや、国際的にサステナビリティへの対応が長期経営の根幹をなす要素となりつつある状況は、日本の企業・投資家をはじめとするインベストメントチェーン全体にとって試練であるとともに、チャンス。
2,SXの実践こそ、これからの日本企業の「稼ぎ方」の本流となっていく。
3,企業が投資家等との建設的な対話を通じ、従来の企業活動の延長線上にはない非連続的な変革を加速することが重要。
4,SXの実現のための具体的な取組としては、以下の三点が挙げられる。
 ⅰ. 社会のサステナビリティを踏まえた目指す姿の明確化
 ⅱ. 目指す姿に基づく長期価値創造を実現するための戦略の構築
 ⅲ. 長期価値創造を実効的に推進するためのKPI・ガバナンスと、実質的な対話を通じた更なる磨き上げ
5,バリューチェーン全体(中堅・中小企業やスタートアップを含む)やインベストメントチェーン上の多様なプレイヤー(運用機関・アセットオーナー、証券アナリスト、ESG評価機関など)も含め、日本全体でSXを効果的に推進していくことが必要。

(参考)
SXとは、社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを「同期化」させていくこと、及びそのために必要な経営・事業変革(トランスフォーメーション)を指します。
「同期化」とは、社会の持続可能性に資する長期的な価値提供を行うことを通じて、社会の持続可能性の向上を図るとともに、自社の長期的かつ持続的に成長原資を生み出す力(稼ぐ力)の向上と更なる価値創出へとつなげていくことを意味しています。
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先日、友人宅に久しぶりに遊びに行ったら、ワンコも大きくなっていました。
まだ赤ちゃんワンコだったときに遊びに行ったきりだったので、ちょっとびっくり。そして大きくなっても可愛さは変わらず、でした。
自分も時間の経過とともに、いろいろ変わりますが、毎日自分の顔は見ているので気づきにくいですね。

  
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