先週は大手企業の人事評価制度見直しのニュースが目白押しでした。
日立製作所は、国内管理職の賃金体系から年功要素を排除し、世界共通の評価基準で決める仕組みを
10月から始めると発表しました。
富士通は今年度中に国内外で働く課長級以上のポストで世界共通の格付けを
取り入れるほか、ソニーも年功要素を排した賃金制度に移行するとされています。
また昨日はパナソニックの子会社である三洋電機が来年4月にパナソニックと人事制度を統一すると
いうニュースがありました。三洋電機は過去の業績不振の影響で賃金水準が抑えられていて
パナソニックより2割低い状態のようですが、パナソニックの能力によって賃金のメリハリがつく
新制度に統一されたとしても、グループ全体の総人件費は増えない予定とのことです。
結果として若手で重要ポストに登用された社員は賃上げへ繋がる結果となりそうです。
GEや米国IBMなどの世界の大手企業では、世界共通の人事評価制度を導入していますので
今ごろ年功要素を排除かという印象もありますが、大手企業の人事評価制度の改定は
関係者が多いことやトップダウンでことが進められない文化であることが多く、
体質改善に時間がかかる傾向にあります。
人材確保が難しいと言われるようになり、ますます人事評価制度の位置づけは重要に
なってきました。どのような人材を採用し、どのような職場環境でどのように教育をするのか
また、キャリアパスを社員ひとりひとりが認識できる環境整備は必須です。
やはりわかりやすい人事制度が人材が定着する制度の一つの特徴ではないかと考えます。
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長い間ずっと手がけていた仕事がひと段落したこともあり、ゴキゲンな週末を過ごしました。
とても元気になったので、月末月初をさらにワクワク過ごしたいと思います。
事務所の前の道には、大きなコスモスが咲いています。
アジサイもそうでしたが、事務所前の道に咲く植物はどれもすくすくと
縦に育っていて背が高いです。