濱田京子コラム

採用・退職

離職票がマイナポータルで受け取れるようになります

2024.12.09.

  

2025年1月から、退職時に交付される「離職票」が自分のマイナポータルで受け取れるようになります。
今までは会社から退職者に郵送していましたが、その業務がなくなるのは会社にとっても退職者にとってもスピーディですし、いいことではないでしょうか。

ただし、以下の条件をクリアしておくことが必要です。
・あらかじめマイナンバーをハローワークに登録していること
(これは会社が取得・喪失手続きの際に申請していることが必要ということになります)
・マイナンバーカードを取得し、マイナポータルの利用手続きを行うこと
(これは労働者本人がすべきことです)
・会社が電子申請により雇用保険離職手続きを行うこと
(これは会社が電子申請で処理しているか、という問題ですが大企業は義務化されていますが、まだ完全電子化はされていないかもしれませんので、会社によります)

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001344541.pdf?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR0ZFLFupi5mccpYxectdBfVLkhPLehlHTiVGNs7DE57vz3IO60IBL_K_ok_aem_PVkg9KD6VRQ3QRoh5ObZMA

マイナンバーカードを活用するとスピーディになることが多いですが、まだまだカードを持ちたくない人もいるので、なかなか利用されないかもしれませんが、紙を郵送するという手続きから早く開放されたいです。

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写真は先日友人が送ってくれたクリスマスリース。フレッシュなので、今年限りのものですがとっても素敵です。
本当は扉の外に飾るものなのかもしれないのですが、玄関(つまり家の中)に飾って毎朝毎晩、愛でています。

自分の機嫌を自分で取ることができれば、いつもご機嫌な人になれるので、少しでも気分よく過ごせる環境にしたいなと思っているのでプレゼントしてくれた友人に感謝!です。
年末に向けていろいろと慌ただしいですが、元気に過ごしたいと思っています。

  

「自己都合退職」でもトラブルになることがある

2024.11.11.

  

労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎氏が、ある専門雑誌で「総合労働相談の自己都合退職の割合が13.5%と意外と多いことは今日の職場で発生している個別労働関係紛争の変容をなにがしか物語っている」と書いていました。

あっせん委員をしている私も、トラブルの発端が「自己都合退職」というのは珍しくないと感じています。濱口氏も指摘していましたが、かつては労働相談では「解雇」が圧倒的に多かったのですが、現在は「いじめ・嫌がらせ」が1位で、ついで2位が「自己都合退職」となっています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00165.html

何が原因か、明確には私にもわかりませんが・・・
一例ではありますが、退職代行を使って退職したものの、実は退職することは不本意で、ハラスメントがなければ退職しなかった、などという主張も多いです。
会社は何もトラブルがあると認識しておらず自己都合退職で手続きをしたものの、後日トラブルとなるというケースがあるわけですが、ではどうすればトラブルを未然に防ぐことができるのか、考えて対処しておくことも必要となりそうです。
職場でのコミュニケーション不足はあるのだと思いますが、どうすればいいのでしょうか。
私自身も明確な答えは見つけることが出来ていませんが、まずは自分ができる限り本音で話すことで相手も本音を言えるようになってくれればと思っていますが、どうなのでしょうか・・・・

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横浜ベイスターズが日本シリーズで勝ちました。
ベイスターズファンでもありますが、南場さんのファンでもある私は大変嬉しかったです。

オーナーの南場さんがとっても嬉しそうにビールかけにも参加していた姿が素敵でした。
来年も期待したいです!

  

内定辞退者「最終面接のみ」で転職希望時に即採用(イオンモール)

2024.07.15.

  

日経新聞で、イオンモールが2025年卒の新卒から内定辞退をしてから3年以内であれば、最終選考だけで採用を決める制度を始めると報道されています。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81815690S4A700C2TB1000/

小売業は新卒の採用競争が激しいこともあり、他社に入社したけれど、やっぱり辞退した会社がよかったかも!と思った人はどうぞ、という制度です。
私は知らなかったのですが、他社でもすでにそのような制度があるようですね。

確かに、転職の場合も同じようなことが起きますが、思っていた仕事内容ではなかったとか、環境が想像と違ったなどということで入社間もなく辞めてしまう人は一定数いますので、再チャレンジできるのはいいのではないかと思います。
この記事を見る限りでは、一度内定を承諾し辞退をした人は対象外、ということですので、内定を承諾しなかった人だけが対象のようですね。

3年以内の離職率は3割程度で依然と高いようで、就職のミスマッチは続いているようですので、会社側もいろいろ工夫をしなければなりません。

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日経新聞「私の履歴書」で、岩沙さんの記事が掲載されているので最近楽しみに読んでいます。
私が三井不動産に新入社員で入社した時、岩沙さんは開発企画部の部長だったことをよく覚えていますが、お話したことはありませんでした。
当時の社長は田中順一郎さんで、岩沙さんはその後、社長になった方です。三井不動産の歴史を読んでいるようで、楽しいです。

今年はすぐに食べきれないさくらんぼを冷凍しても美味しいということを知り、凍らせてみました。
写真は冷凍庫から出したサクランボですが、あまり解けないうちにシャリシャリ食べるのがおすすめです。
食後のデザートに少しずつ大切に食べています。
夏は美味しい果物がたくさんあって嬉しい季節です。

  

しょくばらぼ

2024.04.01.

  

厚労省が運営しているサイトに「しょくばらぼ」というものがあり、働き方や採用状況などが検索・比較できるコンテンツとなっています。
会社の情報として、くるみんやえるぼしなどの認定制度を取得しているかということや、採用実績、中途採用比率、女性労働者の割合、36協定の上限時間、平均残業時間、有休取得率、研修制度、メンター制度などなど多くの情報が整理されています。
要するに、このようなDBがあるということは、応募する際に条件をポチポチ選択してその検索結果から会社を選ぶということになるわけです。これはなかなか厳しい状況になっていると感じます。
もちろん、応募者数が多いことがいいことではなく、マッチする人材との出会いの問題ではありますが、人材確保が難しくなっているので、会社としても考えなければならないことが増えていると感じます。

https://shokuba.mhlw.go.jp/

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先週は社外監査役をしているゴルフダイジェスト・オンラインの株主総会がありました。
このタイミングに開催されるので、毎年株主総会前に大崎近辺の目黒川の桜の写真を撮っていたのですが、今年はほとんど咲いていなくて残念でした。
2018年から毎年ここを通っていますが、こんな状態は初めてです。

現在、社外監査役を1社、社外取締役を1社、いずれもプライム市場の会社の役員をさせていただいています。社労士として開業したころには想像していなかったお役目をいただいていることに本当に感謝しています。

  

職場に潜む違法の穴

2023.05.15.

  

営業秘密や個人情報のリスク対策について「職場に潜む違法の穴」というお題で報道されていました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70699780S3A500C2TCJ000/

入社時に前職時に持っていた名刺なども持ち込まない、という誓約をさせるなど
転職者を受け入れる会社側でも徹底した管理をしているケースもあります。
2022年に全国の警察が摘発した営業秘密侵害事件は前年より6件多い29件とのことで、
統計を取りはじめた2013年以降最多だったようです。

未然に防げることではありますので、入社時、退職時の説明を十分にすることが大切です。

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お天気に恵まれたGWは少し遠出をしてゴルフをしたので、また桜をみることができました。

  
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