濱田京子コラム

2023年09月

派遣法「同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額」公表

2023.09.25.

  

2023/8/29に厚労省は「同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額」を公表していて、令和6年度の一般賃金等の取扱いを示しています。

https://www.mhlw.go.jp/content/001059098.pdf

派遣法における同一労働同一賃金の問題で、労使協定方式の場合は
派遣労働者の賃金の決定方法を決める際に、「同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金(「一般賃金」と呼びます)の額を厚労省令で定めて、それと同様以上の賃金としなければならないとされています。
その一般賃金の取扱いが公表されている、というわけです。

詳細はここでは説明できませんが、例えば通勤手当を時給換算すると72円とするなどいう具体的な内容も公表されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00001.html

派遣法は複雑です・・・

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ひまわりの種を植えるのが遅くなってしまい、
まだ咲いていないひまわり。
そろそろ咲きそうですが、こんな背の低いひまわりもあるんですね。

現在、日当たりの良い事務所に出向中。
最後に夏を感じさせてほしいです!

  

アフターコロナの働き方

2023.09.19.

  

エン・ジャパンが実施した「アフターコロナの働き方」調査の結果が公表されています。
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2023/34185.html

5類化後の働き方は、
「毎日出社」53%、
「完全在宅勤務」19%
「ハイブリッドワーク」19%

出社が増えた人は10%
出社頻度を増やす企業に対してどう思うかという問いに
とても良いと思う、まあまあ良いと思うの合計が56%
あまり良くない、良くないと思うの合計が32% (残りはわからないという回答)
しかし、20代と30代はとても良いと思う、まあまあ良いと思うの合計は50%程度で
40代以上は、60%程度となっていることから、予想通りではありますが
40代以上のほうが出社頻度が増えることに肯定的です。

出社が増えたことでよかったこととしては
・コミニュケーション不足の解消
・オンオフの切り替えがしやすくなった
・体力がついた
・孤独感を感じなくなった
・アイディア・発想が出やすくなった
などが上げられています。

最近でも顧問先企業からのご相談に、テレワークの最近の傾向に関する話題はまだまだあります。会社の実態に合わせて上手に取り入れることがよいですので答えは一つではないと思います。

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最近、ある顧問先担当者の方と久しぶりにリアルにお目にかかりました。その会社との契約はそろそろ10年になるでしょうか。当時事務所のHPにお問い合わせいただいたことがきっかけでお仕事させていただくことになりました。担当者の方と、契約当初はとても小さな事務所だったという昔話をしていたのですが、あの頃はまだスタッフも2人くらいで、打ち合わせブースしかなく話が事務所中に聞こえるような状態だったのに、よく選んでいただき契約していただいたなぁと。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもしっかりお役に立てるように頑張りたいと改めて感じたいい時間でした。

老木となったハイビスカス、9月になっても咲きました。
大きめの植木鉢に植え替えてあげる必要があるのは知っていますが、なかなかできず。
でも、可愛く咲かれてしまうと、捨てないで!と言われているようで、まだまだ我が家の仲間として可愛がることに。
そろそろ植え替えなさい、私。

  

精神障害の労災認定基準改正

2023.09.11.

  

事務所のFacebookでも書きましたが、9/1に精神障害の労災認定基準が改正された件について、今日は気になることを書いてみたいと思います。

「心理的負荷による精神障害の認定基準について」という通達は平成23年に発せられていて、いままで有効でしたが、今回9/1付の通達が新たな基準となりました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34888.html

今回の改正ポイントについてはこちらのFacebookでも書いていますので
そちらを見ていただければと思いますが、なかでもカスカラ(カスタマーハラスメント)が
追加されたという点は見逃せない事項です。
カスタマーハラスメントについては、今年の2月には厚労省が対策マニュアルを作成したこともあり、
看過できない状況にあるのではないかと考えられます。

カスハラは労働施策総合推進法の改正により職場におけるパワハラ防止のための雇用管理上必要な措置を講ずることが事業主の義務となったため結果として、「顧客等からの暴行、脅迫、ひどい暴言、不当な要求等の著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント)に関して、事業主は、相談に応じ、適切に対応するための体制の整備や被害者への配慮の取組を行うことが望ましい旨、また、被害を防止するための取組を行うことが有効」と考えられています。これは、「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」(令和2年厚生労働省告示第5号)の策定により示されています。

従業員が顧客と直接接点が多い業態であると、いつでもカスハラが起き得る環境になっているので、未然に防ぐことが難しいということ考えられますが、できる限り迷惑行為が一人に対して長時間継続されるようなことを避けるような仕組みなども検討し、従業員を守る方法を実行していかなくてはなりません。
具体的にはサービス範囲、クレーム対応などについても、見直す必要があるかもしれません。

いずれにしても、従業員が心身ともに元気に過ごせる環境づくりは重要ですので、確実な整備を行わないことのリスクは高まる一方ですので、是非検討してみてください。

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ガウディ展に行ってきました。
スペインは、17,8年くらい前に行ったことがありますが、バルセロナは行きませんでしたので、来年には行きたいと思っています。
ガウディの言葉「人は創造しない。人は発見し、その発見から出発する」がとても印象的でした。

もっと発見をしたいので、よく観てよく考えなければと思います。

  

経団連調査結果 2023年中小企業賃上げ平均は8,012円(3%)

2023.09.04.

  

2023年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果を経団連が公表しています。

https://www.keidanren.or.jp/policy/2023/058.pdf

従業員数500人未満の17業種754社を対象に実施された結果とのことですが、
昨年実績は5,036円(1.92%)アップでしたので、今年はかなり賃上げしていたといえるでしょう。

新卒社員の給与を水準の上昇も各社していますので、結果的に2年目以降の人も昇給させていることになります。
今後もさらに賃上げを求める動きは継続されると思いますので、原資をどのように確保していくか、検討していくことは必要となります。

各社どの程度賃上げしていますか、というご相談は多いですが
いろいろな調査結果では、大きな差はなく3%程度というところです。

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写真は焼肉屋さんで食べたキムチです。
初めてアボカドキムチを食べましたが美味しかったです。

お肉を食べると元気になれるような気がします。

  
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