濱田京子コラム

2022年11月

東京労働局 令和3年の監督指導状況 

2022.11.28.

  

長時間労働の疑いのある事業場に対する監督指導結果によると、指導した3458事業場のうち、1325事業場(38.3%)で違法な時間外労働があったとのことです。
そのうち、月80時間を超える時間外労働があった事業場は471事業場、月100時間超えは323事業場、月150時間超えは80事業場、月200時間超えは28事業場とのことです。

https://www.rodo.co.jp/news/139391/?utm_source=nl

人手不足になっている会社も増えてきていることからも、このような結果になったのかもしれません。
勤怠実績は集計した時点ではすでに発生してしまったあと、というタイミングになることから、事前の対策が大変重要です。最近は予告なしに労基署がやってきたというお話を顧問先から時々お聞きするようになりましたし、日頃から運用チェックを怠らないようにしておきたいところです。

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先日、久しぶりにコメダ珈琲に入りました。
コーヒーゼリーにソフトクリームが乗っているのを食べましたが、缶詰さくらんぼが昭和感を醸し出していました。久しぶりに缶詰さくらんぼを食べたのですが、子供のころ、このさくらんぼが好きだった理由はなんだろうか、と考えてしまいました。味ではなく、なんとなくワクワクする気持ちになるからでしょうか。
そしていまでも少しワクワクしてしまいました。

  

2022年度新入社員意識調査

2022.11.21.

  

日本能率協会が2022年度新入社員意識調査を公表しています。

https://jma-news.com/wp-content/uploads/2022/09/20220912_new_employees_2022.pdf

こちらの調査結果によると、以下の事項が抵抗感が強いものとあげられていました。

・指示が曖昧なまま作業を進めること
・知らない人・取引先に電話をかける
・会議や打ち合わせで自分の考えを発信する
・初対面の人と雑談する

初めて会社で働いたとき(相当昔ですが)、私も上記内容に抵抗があったと思います。
だから同じじゃない?と思ってしまいますが、電話は携帯電話主流になった今、知らない人にオフィシャルな電話をするのはなかなかハードルが高いかもしれないなと思います。
新入社員のときに、電話の受け答えの研修を受けたことを思い出しました・・・。いまでもこんな研修ってあるんでしょうか??

指示が曖昧なまま作業を進めること、嫌ですよね、たしかに。
あとから「違うんだよー」と言われるのが嫌だよねー、と共感すると同時に、私自身が曖昧な指示をしないように気をつけようと思いました。

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写真は、ゴルフ場で食べたラーメンです。
お腹がすいていなくてもついつい食べてしまう磯ラーメン、好きです。

  

さらば役職定年

2022.11.14.

  

NECが2021年に役職定年を廃止した話題が新聞報道されていました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC3016R0Q2A930C2000000/

事業のライフサイクルが短期化する中、年齢ではなく能力で人材配置をする必要があると判断して、
2018年に人事制度改革を着手したことから始まったようです。
役職定年を廃止したことで全社員の5%にあたる1000人が管理職に復帰したそうですが、若手・中堅に役職が回らない事態は避けたいので、公正な人事評価が必要と考えて、階層別に取るべき行動や業績の達成レベルを決めた世界共通の評価基準を導入したそうです。また、複数の管理職が部下の評価を話し合う「ラウンドテーブル」も設けて、評価を客観的にしたとのことです。

ジョブ型に移行するなどいうニュースも増えましたが、労働者にとっては厳しくなることも多いですので、誤解のないようにしておきたいところです。

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先日、葉加瀬太郎のコンサートに行ってきました。
葉加瀬太郎は毎回、グッズについて熱く語るのですが、今回もとっても面白かったです。

事務所のキャビネの鍵をつけているキーホルダーを葉加瀬太郎グッズにしてみました。
けっしてカールおじさんではありません。

  

2025年4月までに定年を65歳に引き上げることが義務化→これ、違います!

2022.11.07.

  

最近、時々定年を65歳に引き上げないといけないんですよね?と質問されることがあります。

が、これは誤報です。そんな法改正はありません!

そもそも高年齢者雇用安定法8条に、「定年は60歳を下回ることができない」と規定されていますが、8条が改正される予定はありません。
では、なぜこんなに質問されるのか、誤解している人が多いのか、というと・・・
2025年3月末で、定年後の継続雇用制度の経過措置が終了するので、再雇用する人を限定できる措置がなくなります。
これを「定年引上げ」と勘違いしている情報が流れていると考えられます。
さらに、公務員の65歳定年を導入する法律が2021年に成立したことなどもあり、誤解をしている人が多いのかもしれません。

先日、顧問先の担当者の方が「なんかネットでそんな記事を読んだ気がする」ということをおっしゃっていたので、試しに検索してみると・・・確かにそんな情報がそれらしきページに載っています。
ざっと検索しただけでも、以下のページで「65歳定年義務化」と書かれています。
(以下のサイトの内容は正しい情報ではありません!!)
https://www.kaonavi.jp/dictionary/retirement-age/

https://souken.shikigaku.jp/5359/

https://www.somu-lier.jp/column/extension-of-retirement/

2025年4月からは、労使協定で定めた要件を満たさない人を再雇用しない、ということはできなくなり、再雇用義務が65歳まである、ということなだけです。
定年は60歳、その後65歳まで再雇用とすること自体に違法性はありませんので、ご安心を!
みなさま、どうぞ正しい情報をチェックするようにしてください。

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先日岡山のお土産で「紅だるま」という柚子胡椒をいただきました。
豚汁にぴったりでとても美味しかったです!
これ、ハマりそうです。

  
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