濱田京子コラム

2016年02月

「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果が公表されました

2016.02.29.

  

平成27年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果が公表されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113029.html

昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」ですが、今回の重点監督を実施した事業場は
長時間の過重労働による過労死に関する労災請求のあった事業場や、若者の「使い捨て」が
疑われる事業場など、労働基準関係法令の違反が疑われる 5,031 事業場に行われました。
その結果、約半数にあたる2,311事業場で違法な残業が認められ、是正指導がされました。
内容としては、
月100時間を超えるものが799事業場(34.6%)で、
うち月150時間を超えるものが153事業場( 6.6%)
うち月200時間を超えるものが38事業場( 1.6%)となっています。

また、賃金不払残業があったものが509事業場(10.1%)
過重労働による健康障害防止措置が未実施のものが675事業場(13.4%)
などという調査結果も出ています。

指導事例にも出ていますが、
飲食業、小売業など、拘束時間が長い業界は
人手不足もあり、マネジメントが厳しいとは思いますが
人材を定着させるためにも、最低限のことを守らなければなりません。
また、深夜業に従事する労働者への特殊健康診断は
見逃しがちなので、対象となるかどうかの確認が必要です。

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昨年から引き続きご依頼いただいている雑誌への寄稿ですが
現在、3本の連載をさせていただいています。
(企業実務、ビジネスガイド、月刊総務の3冊です)

一つは、1年で終わりの予定だったのですが
最後の原稿を送ったら、「もう1年お願いします」とご連絡いただき
大変嬉しかったのですが、振り出しに戻った気分でもあり結構大変です。
その他に、雑誌の特集記事の原稿、共著の原稿もご依頼いただいて
3月はしっかり書くお仕事を完結させなければなりません。

私は基本的に怠け者なので、ぼんやりしているとあっという間に
時間が経ってしまいます。
平日日中は、アポイントもあるので時間管理が出来ているのですが
週末になると、週末の間に終わればいいやー、という単位で
計画しているので、結局日曜日の夜になって
予定していたことが終わっていない、ということも多いです。
反省、反省。
時間管理・活用、仕組み整理、片付けなど
ちょっと研究してみようと思います。

写真は、全く関係ありませんが
先日参加した社労士会の倫理研修のテキストです。
5年に1度受講しなければならない必須研修です。
広い会場で、ここにいる全員が社労士なのか~と思うと不思議な気分でした。
もちろん、研修内容もちゃんと聞いていました(笑)

0228

  

雇用関係助成金検索表

2016.02.22.

  

男性の育児休業取得者が発生した場合に助成金を出す、など
今年もいろいろ新しい助成金が検討されています。

現在、厚生労働省のHPでは
「雇用関係助成金」検索表が発表されていて
助成の対象となる簡単な内容と助成金名称が一覧になっています。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/kensaku_hyou/

新年度に向けて、新たな助成金も出てくると思いますが
現在、多く申請されているキャリアアップ助成金の正規雇用等転換コースは
2月10日から以下の通り、金額がアップされています。

(転換日が平成28年2月10日以降の場合)

●有期雇用労働者等を正規雇用労働者等に転換または直接雇用した場合
( )内は中小企業以外の金額

(1)有期→正規  1人あたり50万円(40万円)→ 60万円(45万円)
(2)有期→無期  1人あたり20万円(15万円)→ 30万円(22.5万円)
(3)無期→正規  1人あたり30万円(25万円)→ 30万円(22.5万円)

この他にも、多様な正社員コース、人材育成コースも増額されています。

先日、総務省が発表した2015年労働力調査では
正社員数が前年比26万増の3304万人となったとのこと。
パートやアルバイトから正社員へ転換する例が増加してきたという
結果が出てきています。

確かに、今般人材確保が困難になってきたことから
契約社員を正社員化する企業なども増えていることは確実で
さらにこの傾向は加速化するかもしれません。

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最近、ネットのコラムでこんな言葉を見つけました。

外見は、一番外側の中身

「外見で判断してほしくない」と言われる方もいますが
私は以前から「見た目も能力のうち」と考えていました。

それは単純な美しさとかだけではなく、
その人が醸し出しているオーラのようなものでしょうか。
外見もその人自身であり、決して別物ではない、と思っています。
特に年齢を重ねるうちに、外見は若さだけの美しさではなく
にじみ出る何かにより形成されていくような気がしています。

今まで私が使っていた、「見た目も能力のうち」よりも
「外見は一番外側の中身」という言葉のほうがしっくりきたので
これからはこちらを使おうかなと思っています。

全く関係ありませんが、写真は最近の作品です。
時間がかかったお皿なので、思い通りに出来上がって本当に嬉しいです。

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健康保険料率変更、ほか変更事項

2016.02.15.

  

健康保険料の3月分(4月納付分)からの保険料率が変更になります。
すでに保険料額表が発表されていますので
各都道府県の情報をチェックしていただければと思います。

【保険料額表】
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h28/h28ryougakuhyou

ちなみに東京は、9.97%から9.96%へ、わずかですが引き下げられます。
介護保険料率は全国一律1.58%から変更ありません。

また平成28年4月から、健康保険の標準報酬月額等級が3等級引き上げられます。
標準報酬月額の上限額がいままでの121万円から139万円へとなります。
またそのほかにも、標準賞与額の上限が540万円から573万円に引き上げられます。
つまり、月額給与が高い人(上限の枠だった人)は、上限の引き上げにより
保険料も引き上げられる人が発生しますし、
標準賞与額についても573万円まで引き上げられることから、
540万円を超えた賞与が発生していた人は、573万円の上限までは保険料控除の
対象となるため、保険料が増額されることになります。
上限以上の報酬だった人以外には関係ないことですが
役員報酬を決定するときなど、法定福利費の見込み算出時など注意してください。

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事務所を移転して1週間が経ちました。
まだ何となく慣れないこともありますが
毎日ワクワク元気に過ごしています。

事務所内のレイアウトも変わったので置き場所の違いで
事務所内で無駄な動きをしたりしていますが
空間的な余裕が出来たことは本当によかったです。
初めて前の事務所を借りたときは、こんなに広くて
大丈夫かしら?仕事増えるのかしら?と
心配だったのですが、その事務所では手狭になり
こうやって新たな場所に移転できたことは
スタッフ達の頑張りと、お客様のおかげだと思います。
これからも多くのお客様の仕事をお引き受けすることで
いままで以上によりよいサービス提供ができるように
事務所としての力を強化していきたいと思います。

事務所の入り口はお花の香りがいっぱいで
毎朝幸せな気持ちになると同時に気も引き締まります。
本当にありがとうございます。

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【事務所移転のお知らせ】

2016.02.08.

  

【事務所移転のお知らせ】

2/8(月)から、新事務所で営業しています。
同じ恵比寿ですが、西口側から東口側になります。

新事務所はJR恵比寿駅東口から徒歩3分。
東口改札口を出て右折し正面すぐの階段を下りて
そのまま道なりに線路沿いに歩いていくと、「止まれ」がありますので、
そこを左折(戻るイメージ)して2軒目のビルの3階です。
(お隣のビルはワニブックス社です)
この道順が最も駅から近いと思っているのですが
わかりやすさだけで考えると、恵比寿駅東口の交差点を
右折していただき、坂を上がっていただく方法がいいかもしれません。

事務所の広さは倍以上になり、会議室も作りました。
これでお客様のお話もじっくりお伺いすることができます。
スタッフたちのデスクも倍増させましたので
少し余裕もできました。
また、執務室への入退出もカード管理を導入するなど
セキュリティーの面でも顧問先企業様に安心していただける
環境を作ることが出来ました。

これからもスタッフ達と一緒に頑張りますので
引き続きよろしくお願いいたします。
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仕事をするうえでの素直さについて

2016.02.01.

  

先日、向井蘭先生のセミナーに行ってきました。
久しぶりに向井さんのお話を伺いましたが、具体的でわかりやすいことが多く
大変ためになりました。

社員とのトラブル対応に関する話題でしたが
自分が正しいと思い込んでいる社員は、権利意識が強く暗黙のルールが通用しない
というお話に強く共感しました。
正しい、正しくないの判断は自分が勝手にしているだけで
そもそも自分の責務を全うしていないという事実はすっかり抜け落ちている
というケースが多いものです。
ただ、毎日出勤していれば「自分の責務を全うしている」というわけでないのです。
会社側も時間とお金をかけて人材を確保・教育しているわけですから
その人に実力を発揮してもらう為にどうすればいいのか、ということを考え実行しています。
会社はわかってくれない、とばかり言うことなく
求められた成果を出すことが求められます。

能力不足の社員に対する教育は大変難しいです。
社員は辞めたいと言えば終わりかもしれませんが
会社は教育・指導を放棄するわけにはいきません。
指導の仕方に工夫をしていても、相手の「できない」状況が継続した場合は
その事実を把握してもらう為に伝え続けなければなりません。
一定のタイミングから「自分は悪くないのに」と勘違いする社員に
正しく事実を理解してもらうことは至難の業です。

仕事において素直さは大切だと痛感しています。
仕事で成果を出している人ほど、とても素直な人だと感じます。
素直な人は、すぐに吸収して実行し結果を出します。
結果を出せることから、もっと仕事ができるようになり
どんどん任せてもらえる仕事が増えます。
出来ることが増えると仕事は面白くなります。
ここまでいくまで、まずはやってみるしかないのです。
なかなか面白くなるまで、時間がかかるかもしれない。
でも必ず面白く感じる、やりがいを感じる仕事に出会えるものです。
前向きに誰のせいにもせず日々進むしかない、と私は考えています。

そして会社側も社員が成果を出せる環境づくり、
やりたいと感じてくれる仕事が出来る環境づくりをしなければならないという
大きな責任を忘れないようにしなければなりません。

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ふるさと納税でイチゴが届きました。
食べ比べ、ということで
紅ほっぺ、さがほのか、ひのしずく、という3種類でした
どれもとても大きくて美味しかったです。

私が幼いころにはこんな大きなイチゴを一粒一粒楽しむ
ということはありませんでしたが、
今は一粒でも立派なデザートになりますね。
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