10/23にマタハラ問題の最高裁判決が出ました。
最近は何でも「ハラスメント」という言葉がついてしまいますが
「マタニティーハラスメント」とは、妊娠や出産を理由にした
ハラスメントのことで、今回の裁判では妊娠を理由にした降格が
男女雇用機会均等法に違反するかどうかが争われていました。
今回の最高裁判決では、「本人自身の意思に基づく合意か、業務上の
必要性がついて特段の事情がある場合以外は違法で無効」という
判断がされています。
労働トラブルにおいて、同意の有無が争点になることが多いですが、
どのように同意を取ることまでが求められるのか、難しいなと思います。
実務の現場では、口頭で処理してしまうことが多く
それでは何も残らないため、書面で同意を取るようにお願いしても
実際のところ、争いとなると会社側は苦しいことが多いです。
どちらにしても、本当に会社が誠意をもって対処していれば、
トラブルにまで発展することは少ないと思います。
それは決してトラブル前後のことだけではなく、日常的に会社が社員に対して
どのように接しているか、というところがキモだと考えます。
やはり、本心は伝わってしまうもの、ということのように思います。
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本が書店に並び始めたので、書店パトロール?!をしてみました。
写真のように並んでいるのは「面陳列」というそうで、
書店の方がお勧めしたいときに用いられる置き方なんだそうです。
そう聞くと、このような置き方がされていることがとても嬉しいです。