濱田京子コラム

2022年01月

特別休暇制度の事例集

2022.01.31.

  

厚労省が管轄するサイトに「働き方・休み方改善ポータルサイト」がありますが、そこで特別休暇制度の事例集があります。
https://work-holiday.mhlw.go.jp/material/category4.html

年次有給休暇以外の休暇として特別休暇と呼ばれているものは、大手企業を中心にいろいろありますが、いまはやはり安心して働き続けることができる制度として、検討される会社が多いとは思います。

この事例集には、私が社外監査役をつとめている㈱コルフダイジェスト・オンライン(以下、「GDO」という)も紹介されています。
GDOでは、セーフティネットとしての特別休暇だけではなく、従業員の行動変容のきっかけづくりとなる特別休暇として、自社サービスを利用してゴルフ場予約をしたときに取得可能なゴルフ休暇を導入しています。カスタマー視点を持つ機会を作ること、従業員自身にもゴルフを楽しんでほしいという思いもあり、プレー費用の補助制度も設けています。この休暇は社内交流となる懇親目的コルフコンペのときに活用されることが多いようで、利用率も4~5割のようです。
当然ですが社外監査役の私には補助はありませんが、私もサービスをよく利用してカスタマー視点も持ち、ゴルフも楽しんでいます!

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私は自分自身がいろいろなサービスを受けることが刺激になり、自社のサービスにも考えが及ぶことが多くあります。遊びながら仕事をして、仕事をしながら遊ぶ、みたいな感覚です。

写真は我が家の肉じゃがです。
煮るというよりは焼くイメージで短時間で作ります。
三岳と肉じゃが、サイコーです!

  

雇用保険料率 引き上げか

2022.01.24.

  

雇用保険料率が引き上げられるという報道がされています。
今回の通常国会に提出されることは決まっているようですね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220113/k10013429551000.html

雇用調整助成金などの支給により雇用保険の財源不足を補うための引き上げとのことですが、そのタイミングは今年の10月からとのことです。

引き上げられることは容易に想像できることで、特に違和感はありませんが、なぜ10月からなのかなと思ってしまいます。実務のことは全く考慮されていないなぁ、今までだって年度末ギリギリに料率決定したのに、なぜ今回は今から新年度の4月からの変更にしないのかなと思うわけです。

雇用保険料の納付は労災保険料と一緒に、年度単位(4月から翌3月分まで)の概算額を申告・納付し、翌年に賃金総額が決定したら確定し、概算も同時に行うという方法が取られています。つまり、労働者は毎月の給与から決まった料率で控除されていますが、会社が申告する際には、年度の賃金合計額で一挙に算出しているわけです。
申告書の紙の用紙はもちろん、電子申請時のフォームも年度の途中で料率が変わることは想定されていないので、すべて改修が必要になるわけで費用をかけてまで年度途中にする意味は何だろうかと。
参議院選挙のタイミングの影響かなと勝手に思ってしまいますが(私見です)、本当に国民の税金や保険料を大切に活用することを考えてもらいたいと思ってしまいます。

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ゴルフ場のランチは、量が多いですよね。
それをわかっていながら、久しぶりにとんかつを食べました。
美味しかったのですが、食べすぎです。
個人的にはスループレーが好きです。

  

日本郵政 正社員の休暇減らす

2022.01.17.

  

2020年10月の最高裁判決で「非正規待遇に不合理な格差がある」とされたことをふまえて、労働条件を見直していた日本郵政が、正社員の休暇を減らす労働条件を労働組合に提案したという報道です。

https://www.asahi.com/articles/ASQ165J2YQ16ULZU00R.html

見直し提案されたのは、夏期・冬期の有給休暇、年始(1月2~3日)の祝日給、有給の病気休暇の3点とのことです。
当時の最高裁の判断では、夏期休暇については労働から離れる機会を与えることで心身の回復を図ることが趣旨であり、その休暇を与えないことで本来必要がなかった勤務をせざるを得なかったため財産的損害を受けたものとできると判断したことを思い出しました。

長期雇用が前提であれば同じ処遇にすべき事項だと思いますが、法の趣旨は非正規処遇改善なわけですから、正社員の処遇に手をつけるのはなかなか勇気がいることではあります。そもそも正社員と同じような職務の人を非正規にしない、という整理することは難しいという判断なのかもしれません。

いずれにしても人数が多い企業であれば影響は大きいので、まずは労働組合と相談したいというところなのでしょうか。

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少しずついろいろなものをサラダにしてみました。
目で楽しむことも大切かなーと。
今年も頑張ります!

  

障害者雇用

2022.01.10.

  

障害者雇用促進法では、民間企業に対して法定雇用率2.3%以上の障害者を雇うことが義務づけられています。令和3年の「障害者雇用状況」では、障害者実雇用率が過去最高の2.20%となったことが公表されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23014.html

一方、障害者雇入れ計画の適正実施勧告を行ったにも関わらず改善が見られないとのことで、6社が企業名公表されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23015.html

企業名公表されるまでにはかなりの指導がされるわけですが、結果的に一人も雇用できない状況が続くと公表されることもあるということです。
雇用率達成指導の流れが記載された資料も公表されていますので、必要に応じて確認してみてください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/000871752.pdf

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明けましておめでとうございます。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始のお休みは短いので、あっという間に新年になり日常が戻ってきています。とはいえ、1月は1年の計画を練る月と位置づけているので考えごとをずーっとしています。ただ単に、私は年末年始の期間だけですべての計画を作り上げることが出来ないので毎年こんなペースのスタートです。いずれにしても継続することが力になるので、新年の気持ちを年末まで維持できるように頑張ります!

写真は七草粥です。
まずは心身ともに元気が一番です!

  
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