濱田京子コラム

2013年10月

改正労働契約法の認知

2013.10.28.

  

今週で10月も終わり、いよいよ年末に向けて慌ただしくなりそうです。

労働契約法が改正されて半年経過した9月に
連合が1000名の有期契約労働者(週20時間以上民間企業で働く人)に
調査した結果を発表しています。

その結果で、改正後に契約期間の上限が設けられた人と
今までよりも短い期間での契約を求められたという人を合せると
2割弱になる点も気になりましたが、それ以上に気になったのは
今年の法改正のポイントであった5年経過後に希望すれば無期の労働契約に
転換されるということを知らなかったという人が6割以上という点です。

有期契約労働者である当事者の半分以上の6割以上が新しいルールができたことを
知らなかったという事実は驚きです。

あれだけニュースや新聞でも取り上げられていたのに、と思ってしまいますが
やはり、「意識」していない人は沢山の情報があったとしてもそれを
認知できないということなのではないかと感じます。

調査結果ニュースリリース
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20131024.pdf

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先日、お仕事の依頼をいただき、期日について確認している際に
「お忙しいですか?」と言われて、どう答えるか悩みました。
その時は「大丈夫です!来週にしますか?」と具体的に回答したのですが
その後、挨拶のように「お忙しいですか」と言われたときに
どのように答えるのがいいかなぁと考えてしまいました。
忙しいというのは人それぞれの感覚の問題なので、表現しづらいです。
正直なところ、10月に入ってから色々な角度からボールが投げられてきて
嬉しい悲鳴を上げていますが、ひとつひとつのお仕事が楽しいので
ワクワクする毎日です。ちゃんと飲みにも行けているし、自炊もしてるし
結果として忙しくないのかな、と思いますが「忙しくない」という表現も
あまりしっくりこないように思います。
今のところ、「おかげさまで!」と笑顔で答えてみようかなと思っていますが
いい答え方がある方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。

・・・・・
10/28号の労働新聞の社労士プラザに寄稿させていただきました。

1027

  

労働時間管理の見直しが検討されています

2013.10.21.

  

週末の雨で、季節がさらに進んだように感じる朝です。
このくらいの空気の冷たさが好きなので、寒くなるまでの期間を楽しみたいです。

ここのところ、労働時間法制に関することがニュースになっていますが
どこまでが変わるのか、私も注目しています。
このコラムでは決まる前のことは書かないことにしていますが
議論の方向性と私の考えを少し書いてみたいと思います。

いま、規制改革会議の雇用ワーキンググループで議論されていて年内に結果をまとめる予定の項目の一つは
やはり労働時間法制の見直しです。ここでは裁量労働制の見直しも議論されています。
ホワイトカラーエグゼンプションの導入は断念するようですが
裁量労働の時間管理を整理・拡充させることによって、単純に労働時間数に応じた賃金という評価ではなく
一定の成果(成果までの過程も含めてだとは思いますが)に対して賃金を決定できるようにする
仕組みも選択できるようにすることで、現代の働き方の実態に沿うようになるのではないかと考えます。
今回の議論のなかでは随所で労使協定、労使協議が考えられていますが
労使が労働条件について理解していることが条件となることは望ましいことです。

働く側も単純に残業代ゼロになって過重労働が増えると批判するだけではなく
もっと前向きな思考になる必要があると思います。
いまは強制労働のような仕組みはなく、自らが仕事を選べる時代です。
厳しい言い方かもしれませんが、選べないと言っている人たちの多くは甘えているだけだったりします。
極端な権利主張ばかりをしていても、事実は改善せず、それだけではなく
周りの人も自分自身も平和に元気に暮らせないのですから、そんな時間の使い方を選択するのはもったいないです。

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お客様からいただいたチョコレートです。
ハロウィンですね!

外出していて戻ったら、スタッフが机の上に
こんなディスプレイ?をして置いていたので
思わずつられてニコニコしてしまいました。

先週から、いよいよ顧問先担当者との年末調整の打ち合わせが
始まりました。年末まで慌ただしくなりそうですが
元気に乗り切りたいと思います。

1021

  

今年の年末調整

2013.10.15.

  

気持ちのいい季節ですが、特に運動もせず例年通りの食欲の秋、です。

10月に入り、弊所でも今年の年末調整の準備が始まりました。
今年は復興特別所得税が導入されていますが、年末調整の実務においては
大きな影響はありません。(税額が異なるだけなので)
いろいろな年末調整に関する控除のことがわかりやすい資料にまとまっているものが
国税庁から出ていますので、参考にしてください。

【リーフレット:給与所得者と年末調整】
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/leaflet2013.pdf

【年末調整のしかた】
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2013/01.htm

もちろん、年末調整のしかたも毎年更新されていますが
こちらを全て読み込むことは難しいと思いますので、
リーフレットの方が、全体を把握するという意味ではお勧めです。

弊所では、対象社員の申告書は、こちらで印刷して配布いたします。
回収後は、そのまま弊所のお送りいただければすべて処理をして
給与支払報告書の作成まで、一括でお引き受けしています。

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趣味の陶芸で、植木鉢を作りました。
その植木鉢にお花を植えて事務所の入り口に飾ってみました。
スタッフからは、「もっと植木鉢がほしいです」という意見をもらったので
しばらく植木鉢職人?!になろうかなと思っています。
次は、もうちょっと大きなプランターを予定しています。
年内には出来上がるかな?

1014

  

ハラスメント

2013.10.07.

  

最近、いろいろなハラスメントが取り上げられています。
日本労働組合総連合会(連合)では「マタニティーハラスメント」をなくそうと
働くみんなのマタハラ手帳を配布することなどもしています。
妊娠・出産を理由として解雇や雇止めをされることや
職場でハラスメントを受けることをマタハラと名付けたようです。

このようにさまざまなことを「ハラスメント」だと言われてしまうのではないか
ということで管理職が指導しづらくなってしまっているという現実もあります。

そもそも、働く人は労務を提供する義務があり、会社には業務命令権があります。
つまり、会社は業務命令をしなければならないわけですので
管理職がそれを放棄してはなりません。
ハラスメントの問題は、指示や指導のやり方を間違えたり、指導の程度が行き過ぎたり
することにより生じることですので、指示や指導をしなければ解決するということではありません。

マネジメントだけが仕事という管理職が少なくなった今は
管理職の仕事の幅は広くなり心労が絶えない人が多いかもしれませんが
組織の体力づくりを地道にしていっていただきたいと思います。

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最近、学生時代の友人や先輩などと会う機会が多くなりました。
だれかが駐在から戻ってきているから集まろうとか
転勤で東京に戻ってきたから集まろうとか
何か理由を見つけては集まっているような気がします。

少し仕事の話などをすると、学生時代には知らなかった側面を感じることが出来て
それも楽しいです。
いろいろな業界の人と仕事以外のつながりでざっくばらんに語れることに感謝です。

写真は、本文とは全く関係ありません。
事務所冷蔵庫のチョココーナーです。
糖分摂取して、しっかり頭を使って仕事しよう!という主旨?のつもりですが、
どちらかという摂取しすぎに注意!!という環境です。
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