濱田京子コラム

2025年03月

福利厚生費の現状

2025.03.31.

  

労務事情(産労総合研究所) 2025年3月15日号で「50社に見る福利厚生費の現状」という調査結果が公表されています。

https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/b20250315.html
(↑調査結果はネット公開されていないのでこちらのリンクからも見ることはできません)

調査対象は上場企業2000社等のうち50社からの回答を得てまとめたデータとのことですが、福利厚生費は平均一人1か月あたり88,623円、うち法定福利費が67,900円、法定外福利費が20,723円とのこと、
また通勤費の平均は1か月8,379円とのことですが、法定福利費(社会保険料の会社負担)が大きいということと、通勤手当が意外と低い、というのが私の印象です。

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以前、ゴルフ場で食べたエビフライです。
とんかつとかエビフライとか、ゴルフ場のレストランには必ず揚げ物がありますよね。

久しぶりのエビフライ、美味しかったです!

  

40~50代の転職率 増加

2025.03.24.

  

マイナビの調査によると、2024年の正社員の転職率は7.2%で、40~50代で増加しているようです。
また転職後の平均年収は509.3万円で、転職前より22万円増ということで年収がアップした転職が多くなっているとのことです。

https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250312_92959/

40~50代の人材を採用する場合の多くは、即戦力が前提だと思いますが、待遇がよい=求められるレベルも高い、ということもしっかり伝えて採用活動をしなければなりません。認識のずれはお互いが不幸になるだけですので、注意したいところです。

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事務所に入社する前に内定したスタッフたちにいつも参考図書を渡していますが、入社後にそれらの本を読んたかどうかの確認もしていませんでしたし、本についてコメントも求めていませんでした。
ところが最近入社したスタッフが本を読んだ感想をフィードバックしてくれて、それが単なる感想だけではなく本の内容がどのように事務所の運営に活かされているかということに気づいて感動したというコメントも伝えてくれて、こちらが大感激してしまいました。
共感したり褒めたりすることが大切なことはわかっていますが、なかなか前向きなフィードバックができる人はいません。嬉しいフィードバックを受け取ると、こんなに感激するのかと身をもって学びました。
理論を学ぶだけではなく実際に周りの人の行動から学ぶことはダイレクトに響きます。本当に、自分が嬉しかったことは相手にもしっかりできるようにならねば!と感じた出来事でした。

写真は先日お客様からいただいたお菓子、いつもお気遣いありがとうございます!このお客様との出会いはもう10年以上前ですので、長いお付き合いです。

  

労働時間等の関係資料

2025.03.17.

  

労働条件分科会の参考資料として公表されている労働条件関連の資料があります。

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001426233.pdf

労働時間の基本事項のほかに、各制度の導入割合などの統計調査結果や現在の課題などもまとめられていて大変興味深い内容です。
いろいろ気になることがありますが、そのなかの一つに、私は以前から気にしている「つながらない権利」があります。
諸外国の制度の有無などもまとめられていますが、今のところフランス、スペイン、イタリア、ベルギーで制度化されているようですね。
緊急対応のためにスマートフォンを携帯させる場合の対応なども最近のお問い合わせに増えましたが、日本でも今後具体的な動きがあるかもしれません。

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我々の仕事には、お客様からのご依頼をもとに手続き業務などを行うという仕事以外に、お困りごとを解決する方法をご提案するという相談対応の業務があります。
私はこの仕事を社労士として16年していますが、いまでもとても基本的なことであっても「これで正しいかな?」と心配になり、その根拠を再確認すると新しい発見があったり認識が改まることもあります。ときどきヒヤッとすることもあるのが怖いので、いつも思い込みで判断しないようにとても注意しています。プロなのに「気づきませんでした」では済まされないので、労務相談の仕事の奥深さをしみじみ感じています。

写真は最近食べたステキなお寿司。ウニは軍艦が多いですが、ちょっと海苔が多すぎるなーと思っていた私にはこの発想のウニの握り、最高でした!!

  

2025年 育児介護休業法改正

2025.03.10.

  

3月に入りましたので、4月にむけてすべきことを整理して計画的に対応しなければならないタイミングになりました。
育児介護休業法は4月と10月と2回にわけて法改正がありますので、その準備はすでにされている企業が多いとは思いますが、
念のため、厚労省が公表している規定例もチェックしてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000103533.html

制度自体が複雑なので、規程も複雑でわかりにくいという声もありますが、すべてを割愛してもいいわけではないのでどこまでが義務なのか、理解しておくことが重要です。
一例ですが、労働者から育児休業や介護休業の申出があったときに、会社から通知書を出さなければならないのですが、これは義務です。
社内申請書なども厚労省が作成してくれていますので、よければそれらも活用いただければと思います。

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毎年恒例?ですが、今年も事務所の胡蝶蘭が咲き始めました。
さすがにつぼみの数は減ってきているように思いますが、第一号が咲いたので嬉しくて写真を撮りました。

  

保険料率が変更になります

2025.03.03.

  

3月分から健康保険料(協会けんぽ)、4月から雇用保険料の料率が変更になります。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3130/r07/250214/

https://www.mhlw.go.jp/content/001401966.pdf

給与計算を担当されている方は注意してください。

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2月はあっという間に終わり、もう今年も2か月経過してしまいました。
残りの10か月、仕事も遊びも?計画的にチャレンジしていきたいと思っています。

昨年、気に入った黒化粧シリーズの陶芸ですが、お皿も同じシリーズとして作ってみました。
以前のものよりも少しグレーがかっていて少しイメージが違いましたが、それもよし、と思って我が家のお皿たちに仲間入りです。

二宮尊徳が「経済なき道徳は寝言である」と言っていたという話があります。
最近、この言葉を思い出すようなことがあり、バランス感覚を持ちつつも、事業を継続していく責任を感じています。

  
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