濱田京子コラム

人材育成・人事制度

育児・介護休業法における介護休業の対象の「常時介護を必要とする状態」について

2025.02.17.

  

育児・介護休業法における介護休業の対象の「常時介護を必要とする状態」について、通達で具体的な内容が示されていますが、今回見直しがされました。
要介護というと、高齢者が想定されていましたが、子どもの障害、医療的ケアが必要なケースもあるということもあり、それらも含むと明記されています。

https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001378913.pdf

介護休業の申出は多くなりませんが、ときどき要介護状態とはどういう状態なのか、どこまで会社がチェックすべきなのか、というようなご相談をいただくことがあります。
この「常時介護を必要とする状態に関する判断基準」にも示されていますが、介護している労働者の個々の事情にあわせて、柔軟な運用が望ましいと考えられます。介護の両立支援制度を利用する人は少ないですから、本人が申請したいと申出したときには、スムーズに利用手続きをするということが現実的なのかなと思います。

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近所に「空と麦と」というパン屋さんがあるのですが、このお店、木曜日と土曜日の午後しか空いていないという、なんともレアなパン屋さんなのです。
数週間前の土曜日に、たまたま空いている時間帯に店の前を通ったらお客さんも少なかったので久しぶりにパンを買いました。写真のパンはシナモンロール、おやつに美味しくいただきました!
めったに買えないというだけで、さらに美味しい気分です。

  

「グッドキャリア企業アワード」

2025.02.03.

  

厚生労働省が「グッドキャリア企業アワード」好事例集を公表しています。
詳細はこちらから

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/c_award_jirei.html

グッドキャリア企業アワードの評価の視点は、以下の通りだそうです。

1,キャリア支援の特徴、理念
・自社におけるキャリア形成支援の特徴、強みや良さを理解しているか
・人材マネジメント上の課題や人材育成ビジョン、経営における目指す姿と有機的な関連があるか
2,キャリア支援の取組
・キャリア支援として有効であり、他の企業のモデルとなる優れた取組を行っているか
・働く場所の多様化や働き方の変化をふまえた取組を行っているか
・職場に効果的に定着しているか、積極的に活用されているか
3,キャリア支援による効果
・具体的な効果がみられているか
・経営上または人材マネジメント上の課題の解決につながっているか
・従業員からの評価を聞く機会があり、その結果をうけて修正する仕組みがあるか
・離職率や残業時間の数値が著しく高くないか

各賞を受賞された企業の詳細のすべてをチェックはできていませんが、この視点だけでも参考になりそうです。

それぞれのキャリアは本人がどうなりたいか、イメージできることも大切だと思いますが、それを具体的に描ける環境を作ることが会社の役目でもあると思います。働き方の多様化により、価値観も当然多様化しているので、環境づくりに正解はないのだと思いますが、少なくとも働く人との交流を持つことで理解していきたいと思っています。

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以前から品川駅構内のエキュートで売っているので気になっていたのですが、先日テレビで見て食べたくなり、買ってみました。
小さいので食べやすいですし、これくらいの量だと罪悪感がすくないです。
卵を上手にカットしてこんなかわいいプリンを作るのは日本人だけじゃないでしょうか。本当に素晴らしい!!

  

東京労働局が作った動画(育児介護休業制度の解説)

2025.01.20.

  

東京労働局オリジナルの「育児・介護と仕事の両立のための従業員研修」がYouTubeにアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=E-e__thcZCI&

簡潔に要点を絞ってどのような制度があるのか、両立支援制度としてどのように活用していくことが望ましいのか、ということが解説されています。10分ちょっとの動画ですので、気軽に見ることができてよいかもしれません。
制度の一つ一つの細かいことの理解以前に、どのようなことが想定されてどのような制度が準備されているのかということを理解するためにはいいコンテンツだと思いました。

育児介護休業法の4月施行、10月施行に向けて準備を本格化している企業も多いと思いますので、一般従業員に対する周知のための入り口として活用することも考えられます。

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年明けから気持ちを入れかえて、なまった身体に鞭を打ちトレーニングをしています。
近所のジムも、年始最初のころはとても混んでいたのですが、最近少し混雑が緩和されました。寒いのでトレーニングを継続しづらい時期ですが、頑張りたいです。
ジムではオシャレなウエアを着ているステキ女子もいるのですが、私はレンタルの地味シャツで黙々とスクワットとかしています。

  

賃金構造基本統計調査 令和6年速報結果

2025.01.14.

  

賃金構造基本統計調査の令和6年速報結果が公表されました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/sokuhou.html

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/dl/sokuhou.pdf

大卒は勤続0年で6.0%の大幅増となっていて、また勤続25~29年でも5.3%増となっています。
昨年は相当な賃上げが行われた結果ではないでしょうか。

今年も引き続き賃上げを検討される企業が多いと思いますので参考にしてください。

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寒い季節のゴルフは暖かい飲み物を持っていきますが、たまにはこんなものも買います。
小豆が最後まで食べれないのがストレスです・・・

  

103万円の壁だけじゃない、壁はいろいろある

2024.11.25.

  

103万円の壁の引上げについての議論がされていますが、実は103万円以外にも壁はいつくかあります。
厚労省が作成しているこの資料にはその概要が示されていますので、詳細をご存じない方はこちらでご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001265287.pdf

所得税だけにフォーカスすると103万円という年収枠になりますが、
社会保険への加入が必要となる、つまり自分で社会保険料を納付する必要がある壁?が106万円、
また配偶者の社会保険における扶養家族になれなくなる壁?が130万円、
とあるわけです。

社会保険料は会社勤めの方は給与から天引きされているので、その金額に対する意識が低いかもしれませんが、所得税とは比べ物にならないくらい大きな負担です。
したがって、手取り額だけのことを考えると、社会保険に加入するのか、しないのか、という点が大きいわけです。
一方で、ご自身で社会保険に加入するとメリットもあり、一定要件を満たせばさまざまな給付を受けることも可能となったり、年金額も増える可能性があるわけです。したがって、デメリットばかりではないと言えます。

なにが損か、得か、という議論はその人それぞれの価値観により異なりますので一概に議論できませんが、継続して一定以上働くことでキャリアアップもできるので、働かないことがトク!という考え方でないほうが人生を楽しめるのではないかとも考えます。

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大学の先生と弁護士のみなさんとの共著の本が出来上がりました。
12/10発売で、すでにAmazonでは予約が始まりました。
今回は第一法規という素晴らしい出版社の本を書けたということで、大変光栄に思っています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4474092538

今年は単著で1冊、共著で1冊と書きましたので、来年以降は少しゆっくりしようかと思っています。あくまでも予定ではありますが。
単著では改定新版も含めると通算10冊となったこともあり、ひと段落かなと勝手に思っているということもあります。やはり本を書くという仕事はかなり時間を要するわけで大きな夏休みの宿題を抱えているように、終わるまでずっとずっと背負い続けるのはかなりのパワーが必要です。ただそれを乗り越えるとその分野のことがしっかり自分のものになるという利点もあるので、得意分野の一つができることにもなり、それはメリットではあります。

  
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