濱田京子コラム

2014年11月

専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法 成立

2014.11.25.

  

平成25年4月1日施行で有期労働契約が繰り返し更新されて5年を超えたときに、
労働者からの申し込みにより無期労働契約に転換できるようになりましたが、
その後、今年の4月からは大学等および研究開発法人の研究者、教員が特例で除外されました。
そしてさらに、11/21に衆議院本会議で新たに特例となる労働者の範囲が拡大となる
特別措置法が成立しました。
施行日が平成27年4月1日からで、特例の対象となる労働者は次の2つとなります。

(1)高度専門的知識などを有する有期雇用労働者
5年を超える一定の期間内に完了することが予定されている業務に就く
高度専門的知識等を有する有期雇用労働者

(2)定年再雇用後の有期雇用労働者
定年後に有期契約で継続雇用される高齢者

定年後の再雇用者については、60歳定年で5年経過後に無期雇用に転換するのか、
ということで第二定年制度が必要なのかという議論がされていましたが
これによりその点もクリアとなりました。
また、(1)の専門的知識を有する労働者というのは
東京オリンピックの関連業務も想定されていると言われていますが
詳細は今後、基本指針が出る予定とされています。

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先日、顧問先の人事部長の方が
「書店で先生の本が平積みされていて、感動しました!」
と話してくださりました。

最近は、大きな書店でしか実務書は置かれていませんが
リアル書店で平積みをされていると、やはり嬉しいです。
そして、お客様も一緒に喜んでいただいていることが
なによりも嬉しいことでもあります。

業界新聞ですが、労働新聞でもご紹介いただきました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

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年次有給取得率

2014.11.17.

  

厚生労働省が先日、就労条件総合調査の結果を発表しました。
(くわしくはこちら
そこで年次有給休暇の取得率の最新データ(平成26年)が出ましたが、48.8%(前年47.1%)でした。
前年よりはのびていますが、政府の目標である70%という数字までの道のりは険しそうです。

現在、厚労省の労働政策審議会労働条件分科会で議論されている労働時間法制改革ですが
そこではホワイトカラーエグゼンプションのほか、過重労働対策の一つとして
年次有給休暇の取得義務化についても議論されています。
会社側に一定日数の時季指定義務を課そうという内容であり、その具体的な内容が議論されているようですが
取得率の義務化ラインは、いきなり70%では現実的ではないですので
50%程度となるのでしょうか。
いずれにしても、具体的に取得できる計画を検討していく必要が出てきたと言えます。

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小さな花瓶を作りました。
近所のお花屋さんから買ってくる花ではなく、
名前も知らないような草花を飾りたいなと思っているのですが
なかなかそのようなチャンスがなくて残念です。
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裁判員候補者への通知が始まります

2014.11.10.

  

2009年から始まった裁判員制度ですが、来年の裁判員候補者への通知が11/12から始まります。
候補者へは裁判員制度の説明と調査票が入った親展の郵送物が届き、調査票の項目にあてはまる場合は
最高裁判所へ返送することになっています。
辞退できるのか、裁判員になれない職業なのか、裁判員になることができない特定の月があるのか
などが調査票の項目になっています。

社員の方から質問されるケースもあると思いますので
裁判員に選任された場合の休暇の取扱いや給与のことなど
改めて確認しておくと安心です。

詳しくはこちら

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毎年恒例の酉の市に行ってきました。
いつも同じところで購入していますが
今年も昨年と似たようなタイプにしました。
松が高く昇っているデザインなんですよーと
言われて、いい気分になって帰ってきました。

これからも元気にニコニコ!いっちゃいますよ!!

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過労死等防止対策推進法施行(平成26年11月1日)

2014.11.04.

  

平成26年11月1日より過労死等防止対策推進法が施行されました。
(厚労省のページはこちら

これは近年、過労死等が多発していることが大きな社会問題となっていることから、
元気に仕事と生活を両立させて働き続けることができる社会の実現を目的とされたものです。
政府はこの法律に基づき、過労死防止対策を効果的に推進するための大綱を作成して
行くことになります。

先日も有給休暇の取得促進案が出てきたり、長時間労働の防止についても
今後、企業が具体的な対策をしなければならなくなっていきます。
どんな体力がある人でも、長時間労働が続くと気力が継続できなくなります。
企業は継続し続けなければなりませんので、「とりあえず大丈夫」ではなく
すぐに対策を検討し実行に移していくことをしなければならないでしょう。
元気に楽しくちょっと厳しく!
そんな働き方がいいと思います。

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連休中に母校(高校)の文化祭のお手伝いで
フランクフルト売りをしてきました。

自然いっぱいの母校の空気に触れ
懐かしい先生のお話も伺い、さらに元気になりました。

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