濱田京子コラム

2013年07月

職場のコミュニケーションに関する意識調査結果

2013.07.29.

  

今週の後半から8月です。
7月はあっという間だったなぁと思うと同時に、毎月同じようなことを言っているので
少し反省です。

日本生産性本部が、階層別教育プログラムの参加者だった課長職300人と
一般社員539人に対して行ったアンケート結果を発表しました。
その結果、課長も一般社員も業務上のコミュニケーションは取れていると感じているのに
(課長が82%、一般社員が73.1%)
一般社員の45%しか情報共有されていると感じていなかったり
課長の89%が叱ることは育成につながると考えているけれど
一般社員の56.8%は叱られるとやる気を失うとこたえているなど
少しチグハグ感があるという結果が報告されています。

部下を褒めてると思っている課長は80.3%いることに対して
上司は褒める方だと回答した一般社員が51.4%だったという結果など、
おもしろい結果もありました。

http://activity.jpc-net.jp/detail/mhr/activity001384/attached.pdf

評価は相手がするものですから、自分が相手に伝えたいと思って行動しているつもりであっても
相手に伝わっていなければ意味がありません。
相手の感度も異なるので、一概に言えませんが、自分が伝えたいことを
大げさすぎず、控えめすぎず、ストレートに伝える技術は誰もが磨くべき能力なのかもしれません。

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先週、野村克也さんの講演会を聞きに行きました。
テスト生から入団してレギュラーになるまで、監督になってからのことなど
すべて野球の話だったのですが、それほど詳しくない私にとっても大変興味深いものでした。

即効性はないけれど、毎日の努力を続けること
やることを自分で決めて、進歩したければ「変わるため」にすることを自分で考えること、などの言葉を聞き
わかっていても出来ていないことを思い出して、反省しました。
そして組織はリーダーの力量以上には伸びないので、まずはリーダーが成長すること、という言葉は
しっかり受け止めたので、すぐに変わるために実行していくことにしました。

講演のあとに「野村さんの原動力は自信ですか?」という質問をしている人がいたのですが
その質問に対して「自信はないですよ、やっぱり野球が好きだということしかない」
と答えていらっしゃいました。

好きかどうかは自分が感じることです。
自分の気持ち次第で、物事に対する取り組み方が大きく変わってくるのだと
改めて教えていただいたような気持ちになりました。

写真は、まだ咲き続けている事務所の胡蝶蘭です。
もう1カ月半以上咲き続けています!

0728

  

改正高年齢者雇用安定法の労使協定再締結

2013.07.22.

  

週末の夕方に、夏の終わりのような風と夕焼けを見て
7月であることを忘れそうになってしまいました。
暑さもこれからが本番のはずなので、今週も張り切っていきたいと思います。

今年の4月1日に施行された改正高年齢者雇用安定法ですが
施行前までであれば継続雇用制度の対象者を限定する基準を定めることが
認められていました。その為、3月末までに労使協定を締結した企業が
多くあり、時間的制限もあったため基準を充分に検討できなかった
というケースがあるというのが現実です。
この場合は、見直しをして再締結をすることは問題ありません。
再締結ができるかどうかについては、厚労省のQ&Aにも明記されています。

実際に対象者がしばらく出そうもない企業の場合など
現実的な基準を定めにくいかもしれませんので、
人員構成、要員計画が具体化しそうなタイミングで再検討してもよいと考えます。

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先週、顧問先企業様に顧客アンケートをお願いしました。
急ぐ話ではなかったのですが、早々に返信いただけただけではなく
嬉しい言葉を多くいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
改めてお客様に評価していただいて、弊所の強みを自覚できたということも大きな収穫でした。
これからも今の強みをさらに磨くだけではなく、向上心を持ちつつ泥臭くても
着実にお客様のお力になれるように、付加価値の高いサービスを考えていきたいと思います。

写真は最近、出来上がった作品です。
以前に同じような形でもっと小さな器を作ったのですが
同じ仕様で仕上げても、微妙に出来上がりが異なるのが焼き物の面白いところです。

0722

  

退職者の賞与

2013.07.16.

  

連休明けの今朝は、少し過ごしやすいかなと思いましたが
よくよく天気予報を見ると最高気温は30℃でした。
それほど涼しいわけではないですが、比較の問題で涼しいと感じていました。

6月、7月は賞与が支払われる季節です。
ただし、賞与は就業規則で「支払う」と明確に規定していれば支払わなければなりませんが
給与とは異なり、必ず支払わなければならないものではありません。

賞与の支払いについて時々お問い合わせをいただくのは
退職してしまった人には支払う必要があるのか?という点です。
これはその会社の就業規則や個別の労働契約にどのように定められているかによるもので
「賞与支給日に在籍していない人には支給しない」といういわゆる「支給日在籍要件」が
規定されていれば、退職者には支給義務がないと考えられます。
しかし年俸額が決まっていて支払方法として給与と賞与相当分とに分割している場合で
支給日在籍要件がないとしている場合は、支払い義務があると考えられます。
このあたりの条件についてはトラブルになりがちなので、
労働契約で明確に定めておくことが望ましいです。

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連休中は同窓会に参加したり、昔の同期に会ったりと
20年ぶり、30年ぶりの友人に再会することが続きました。
それぞれの生活環境が変わっても、幼い時に一緒に過ごした友達とは
多少会わない時間があっても、再会すれば昔に戻り本当に楽しい時間でした。
幼いころから私立で育った私は、親が決めた環境に100%満足していないこともありましたが
今は、あのころがあるから今の自分があるのだと感じます。
自分の育った環境に、大人になってやっと感謝することができました。

写真は同窓会で友人からもらった手作りクッキーです。
こんな心遣いをすることをすっかり忘れてしまっている最近の私には
刺激的なプレゼントでした。

0716

  

雇用均等基本調査結果発表

2013.07.08.

  

7月4日に厚生労働省が雇用均等基本調査結果を発表しました。
雇用均等基本調査は、男女雇用均等対策や仕事と家庭の両立に関する雇用管理の実態把握を
目的に毎年実施されているもので、今年は6000企業以上を調査対象企業としています。

いろいろな結果が公表されていますが、育児休業の取得者割合のポイントが男女とも低下している
という結果が意外だなと感じました。
男性の育児休業の取得率が高くないことは充分わかっていますが、
女性に関しては増えたという実感があるのですが、みなさまの実感はいかがでしょうか。

先日、日本生命が子供が生まれた男性職員全員に1週間程度の育児休暇を強制的に取得させる
ということがニュースになっていましたが、大手企業だからこその制度なのかなという印象もありました。
日本生命は「休暇を取れる雰囲気づくりが大切」ということで、体験談を披露してもらうなど
いろいろな共有プランも考えられています。
私は子育てをしていないので、なんとも言えないところもありますが
経営者としては、働く人それぞれの生活環境をプラスにとらえられるようにしたいものです。
プライベートが仕事に活かされることは多くあるはずなので、あくまでも前向きに。
結局、働く人それぞれが自分の持ち物(環境・能力など)を最大限に活用したい
と思ってくれることにより成長することが、企業成長に最も近づくことだと思います。
その為には、すべてを味方につけることが一番なのではないかと考えます。

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七夕前に梅雨明けということで、暑い週末になりました。
私は変わらずマイペースな週末でしたが、気分的にすごくゆっくりできたので
たっぷり充電できました。
土曜日に行った陶芸教室で先生から、実際につくった作品を使っている写真も
撮って送ってほしいという話を聞きました。
陶芸教室のHPに作品紹介をしていくそうですが、ただ作品を撮るだけではなく
実際の生活の中でつかっている写真もいいんじゃないか、ということでした。

ということで、たまたま自宅に飾っていたお花と自作の花瓶を撮ってみました。
この花瓶はとても気に入っていて、このコラムにも度々登場していますので
おなじみですが、使い勝手がとてもよいです。
ただ、あまり花瓶が主役となっている写真ではないような気がしますが・・・。

0708

  

東京都条例 7/1施行

2013.07.01.

  

7月が始まりました。

お天気に恵まれた週末でしたので、梅雨の晴れ間ということで
たっぷりお洗濯をしました。
もう梅雨明け?なんてことはないですね。
水不足は心配ですが、晴れの日が続くと嬉しいです。

さて、今月から東京都では自転車の安全な利用促進に関する条例が施行されます。

この条例施行に伴い、
会社が自転車通勤を認める場合に注意すべきことが出てきました。

自転車通勤を禁じていない会社には、駐輪場を確保するか
社員が確保していることを確認するという義務が発生します。
さらに、努力義務ではありますが
損害賠償保険等に加入することや研修の実施なども求められます。

http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/koutuu/07_jitensha-jourei.html

自転車での交通事故は案外多いだけではなく
事故の被害が大きいことも少なくありません。
いままでは許可制が徹底されていない企業も
就業規則も変更し、書面での申請・許可という運用が
求められるようになります。

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6月は独立記念月でしたので、少しだけ特別な想いがありました。
事務所も移転して、1年経ったのですが
盛りだくさんの1年だったからか、スタッフと「去年どうだっけ?」と話していても
よく覚えていないことが多すぎて自分でもビックリでした。

昨年も移転をした6月に色々なことが動きだしたのですが
今年もその予感と言えるようなことがいくつかありました。
残り半分の今年も、後半はさらに刺激的でワクワクすることが
待っているような気がするので、楽しみです。

実務的には今は繁忙期ですが、我が事務所の仕事終わりは
写真の通り、とてもデスクの上がキレイです。
これは、事務所移転時から徹底していることで、
仕事が終わったらデスクの上には何も置かないこと!というルールがあるからです。
このルールのあるおかげで、書類の格納ルールも明確なのが
事務所の自慢の一つです。
ただ最近、私のデスクにだけ、私の「積読」本が溜まっているのが
一番の課題です・・・
0630

  
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