最低賃金以上かどうかを確認する方法

毎年10月から変更となっている最低賃金ですが、
今日は改めて基本的なことを整理してみたいと思います。

●最低賃金制度とは
最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、
使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
(最低賃金法第4条)

●最低賃金の対象となる賃金とは
最低賃金の対象となる賃金は、毎月支払われる基本的な賃金です。
具体的には、次にあげる賃金以外は最低賃金の対象と考えます。

①臨時に支払われる賃金(結婚手当など)
②1箇月を超える期間ごとに支払われる賃金(賞与など)
③所定労働時間を超える時間の労働に対して支払われる賃金(時間外割増賃金など)
④所定労働日以外の日の労働に対して支払われる賃金(休日割増賃金など)
⑤午後10時から午前5時までの間の労働に対して支払われる賃金のうち、
 通常の労働時間の賃金の計算額を超える部分(深夜割増賃金など)
⑥精皆勤手当、通勤手当及び家族手当

注意したいのは、定額時間外手当相当額として支給している手当で
名称は「職務手当」などとなっている場合も、対象外となります。
また⑥以外の手当は対象となるため、基本給という名称の支給項目だけではなく
例えば住宅手当などは、⑥以外の手当ですので対象に含めてよいということになります。

●最低賃金以上かどうかの確認方法
時給であればシンプルに時給≧最低賃金額(時給額)となります。

日給制であれば、
日給÷1日の所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

月給制であれば、
月給÷1箇月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

となります。

最近はずっと毎年20円以上の上昇が続いていますので、
毎年10月になって慌てるようなことなく、なるべく余裕をもって
対応しておく必要があります。

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久しぶりに単著で本を書きました。
労働時間の本です。

「最適な労働時間の管理方法がわかるチェックリスト」
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国会が解散していなければ、秋の臨時国会で改正法が審議されて
今ごろ決まっていたかもしれない労働時間関連改正ですが、
結果的にはちょっとフライング?!となりました。

とは言え、労基法改正案についても解説していますし
働き方改革を実現するために経営者や実務担当者の方に
お役に立つ内容となっています。
是非手にとっていただければ嬉しいです。

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書いている時は、辛いと思っているのに
書き終わり、実際に本を手に取ると嬉しくて
次は何を書こうかなと考えてしまう自分がいます。
これからも少しずつでも、わかりやすくて世の中に役に立つ本を書きたいです。

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