濱田京子コラム

海外勤務者と配偶者同行休業制度

2014.09.01.

今年から社会保険算定基礎届の総括表附表に
「海外勤務者の有無」という欄が追加されていました。
この総括表附表というのは、雇用に関する調査票であり
社会保険の被保険者となっていない人の雇用形態や人数のほか
請負や労働者派遣の実態などを記載するようになっています。
そこに、「海外勤務者の有無」という項目が追加されたのです。

春には、日本年金機構のQ&Aに「海外勤務者の報酬の取扱い」
公開されたこともありますし、海外勤務者に関する情報が増えてきました。

一方、配偶者が海外赴任となったときに同行する際に休業できる制度である
「配偶者同行休業制度」が国家公務員を対象に創設されました。
(国家公務員の配偶者同行休業に関する法律 2014年2月21日施行)
これは配偶者の転勤に伴う離職を防ぐことが目的であり、3年を超えない範囲内で
無給の休業を与える制度です。
現時点では民間企業の一部の大手企業で少し導入されている程度と思われますが
公務員で制度が導入されたことは大手企業にとっての一つのきっかけになるかもしれません。

会社の規模によってステージは異なりますが、
今後の人材確保を考えるうえでは、会社で教育された人材が突然の
ライフイベントによって離職してしまうことを損失ととらえ、
それを避ける方法も考えていかなければなりません。

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たまたまですが、顧問先企業の方の配偶者の勤務先企業に
この配偶者同行休業制度があったため、少し気になり調べてみました。

特に女性の場合は、ライフイベントによりキャリアが途切れてしまうことが多いです。
その為、復帰可能な環境があるというのは本当に心強いと思いますので
素敵な制度だと思います。
もちろん、人数が少ない企業ではそれだけの体力がありませんので
導入することは非常に困難ですが、いろいろな選択肢があることはよいことだと思います。

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今年の夏、作ったお皿です。
電動ろくろではなく、手びねりで大きなお皿を作るのは
案外大変です。今回は2枚作りましたが比較的大きさも雰囲気も
しっかり揃いました。
地味ですが、お料理が主役ということでいい仕事をしてくれそうです。

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